特定非営利活動法人しあわせなみだは、内閣府「第4次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(素案)」に係る意見を提出いたしました。


[「第4次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(素案」はこちらです]

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黒字・・・素案

青字・・・しあわせなみだの意見



【7 女性に対するあらゆる暴力の根絶 】

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1 女性に対する暴力の予防と根絶のための基盤づくり
(2) 具体的な取組

①  様々な状況におかれた被害者に情報が届くよう、官民が連携した広報啓発を実施し、とりわけ、加害者と被害者を生まないための若年層を対象とする予防啓発の拡充、教育・学習の充実を図る。また、高齢者における配偶者からの暴力被害も多い ことを踏まえ、高齢者や福祉に携わる職務関係者に対する広報・啓発を充実する。

→性暴力被害者への落ち度論や、二次被害がなくならないことから、若年層への教育内容として、予防啓発だけでなく、性暴力の正しい知識を得られる内容を加えて下さい。また、広報・啓発の対象を、高齢者だけでなく、相談につながりづらい障害者、外国人に携わる職務関係者まで拡大して下さい。

④ 法曹養成課程において、女性に対する暴力に関する法律及び女性に対する暴力の 被害者に対する理解の向上を含め、国民の期待と信頼に応える法曹の育成に努める。

→人材育成の範囲を、法曹だけでなく、被害者と接する機会の多い、保健、医療、福祉、教育の分野まで拡大して下さい。


⑨ 被害者が相談できない原因などを含めた女性に対する暴力の実態が的確に把握 できるデータの在り方を検討するとともに、社会における問題意識の向上や効果的 な施策の立案・展開に資する調査研究を実施する。

→調査研究においては、実情をより反映した実効性ある施策につなげるために、性暴力被害者ならびに性暴力被害者支援団体をメンバーにして下さい。


1(2)⑩に、性暴力が自殺念慮につながる実態を踏まえ、自殺対策としての性暴力への取り組みを、追加して下さい。


2 配偶者等からの暴力の防止及び被害者の保護等の推進

→施策の対象を、配偶者等だけでなく、交際経験のある高校生女子の5人に1人が経験している、デートDV(交際相手からの暴力)まで拡大して下さい。



4 性犯罪への対策の推進
→施策の対象を、警察に届け出た犯罪被害者だけでなく、レイプに遭っても警察に届け出ない87%の被害者まで拡大し、犯罪被害者基本法に基づく支援を提供して下さい。

(2) 具体的な取組
① 性犯罪被害者に対する専門の相談窓口機能を持ち、必要に応じ医師による心身の 治療、警察等への同行支援を始めとする、適切な支援が可能な性犯罪被害者のためのワンストップ支援センターの設置を促進する。また、被害者の要望に応じた支援 をコーディネートできるよう、性犯罪被害者支援に係る関係部局と民間支援団体間 の連携を促進する。
→民間主導のワンストップ支援センターを、自治体が予算を確保し、全都道府県に設置して下さい。

④ 性犯罪被害者に対する包括的・中長期的な支援を推進するとともに、医療費・カ ウンセリング費用の助成について検討する。また、性犯罪に関する専門的知識・技 能を備えた看護師等や民間支援員の活用を促進する。
→性暴力被害者への包括的・中長期的な支援を実現するために、ワンストップ支援センターに準じる相談センターを、全市区町村に設置し、日常生活支援の機能を持たせて下さい。

⑦ 性犯罪に対して一層厳正に対処するため、警察・検察において専門的知識や理解 を更に深めるとともに、性犯罪捜査担当係への女性警察官配置を推進するなど捜査 体制の充実を図る。
→性犯罪裁判において、二次被害が起こっている現状を踏まえ、被害届の受理から判決に至るまで、人権保護を徹底することを、明記して下さい。


5 子供に対する性的な暴力の根絶に向けた対策の推進
→児童福祉法対象外となる若年女性(19歳~22歳)への支援を明記して下さい。

5(2)⑧に、子どもが性犯罪裁判を受ける権利を確保するために、司法面接導入の検討を追加して下さい。


6 売買春への対策の推進
→売春をした女性、関わるおそれのある女性を、「更生指導」ではなく、「保護支援」の対象として、位置付けて下さい。

7 人身取引対策の推進
(2) 具体的な取組
平成26年中の人身取引被害者が、性的搾取・ホステス稼働・婚姻等強要という、女性に対する暴力であったことを踏まえ、ワンストップ支援センターとの連携等、具体的な取り組みを明記して下さい。