被害後時間が経ってから
【加害者を罰したい】
【心身を回復したい】
被害に遭った後落ち着いてくると、様々な感情が襲ってきます。

辛い時には、これらの言葉を思い出してください。
  •  あなたは一人ではありません。
  •  あなたは決して悪くありません。
  •  あなたが被害に遭ったことにより負った心の傷は、消えることはなくても、乗り越えることはできます。
  •  あなたはこれからの人生を、幸せで健康に生きる権利があります。
  •  あなたは社会の様々な制度を利用したり、多くの人々から支援を受けることができます。
ここでは、あなたを応援する制度や団体を紹介します。あなたに合ったものが見つかることを心から願っています。

1) 加害者を罰したい
ポイント
  • 加害者を罰する方法は、(1)刑事事件にして罪を負わせる、(2)損害賠償や慰謝料を請求する、の2通りがあります。2つを並行して行うこともできます。
  • 加害者を罰したいか、罰したくないかは、あなたが決めることができます。「加害者を罰したい」と思った時に、警察や弁護士のところに行きましょう。信頼できる人についてきてもらうと、とても心強いです。

(1) 刑事事件にして罪を負わせる

捜査や裁判における犯罪被害者への法的支援は[こちら]をご覧ください。

1:弁護士への相談
刑事事件にする準備
  • 刑事事件として加害者に罪を負わせたい場合、専門的な知識が必要となることも多いです。このため、まず弁護士に相談することをお勧めします。
  • 弁護士は、あなたが思い出したくないことも、沢山質問してきます。これはあなたが被害に遭ったことを立証するためです。 そして人によっては、心無い発言をされることもあります。これは被害者に対する理解が進んでいないためです。
  • 被害経験を他人に話すこと、傷を深めるようなことを言われることは、本当に辛いです。言えないこと、できないことは、「言えない」「できない」と伝えてよいのです。進め方に疑問があったり、分からない言葉があれば、質問してよいのです。
  • 弁護士によっては、残念ながら性暴力被害に対する理解がない場合もあります。「話しづらい」「自分が責められている感じがする」「一緒に加害者を訴えていくことは難しい」と感じるようなら、弁護士を変えることができます。
  • 弁護士を探したい方はこちら
2:現場検証
被害現場の検証
  • 被害の状況の詳細を確認します。
  • 警察は、あなたの現場への立会いを求め、被害を思い出すような行動(被害に遭った場所に立つ等)を要請してきます。これは加害者を逮捕するためです。 そして人によっては、心無い発言をされることもあります。これは被害者に対する理解が進んでいないためです。 被害経験を再現することは、本当に辛いです。言えないこと、できないことは、「言えない」「できない」と伝えてよいのです。また被害に遭っている時はとても混乱しているので、記憶がなかったり、曖昧になっていることがあります。その場合は「混乱していて覚えていない」と伝えてよいのです。
3:加害者逮捕
4:検察庁による事情聴取
事情聴取
  • 検察庁は、警察に話したことと同様のことを、沢山質問してきます。これは警察は「犯人逮捕」を目的とし、検察庁は「量刑決定」を目的としているためです。 そして人によっては、心無い発言をされることもあります。これは被害者に対する理解が進んでいないためです。 被害経験を何度も説明し、思い出さねばならないことは、本当に辛いです。言えないこと、できないことは、「言えない」「できない」と伝えてよいのです。被害で混乱して覚えていないこと、曖昧になっていることは、「混乱していて覚えていない」「曖昧になっている」と伝えてよいのです。進め方に疑問があったり、分からない言葉があれば、質問してよいのです。
起訴・不起訴の決定
  • 性暴力被害について、裁判になるか、ならないかが決まります。
5:裁判
公判
  • 検察官があなたに代わって加害者を訴えます。
  • あなたは法廷に呼ばれ、被害時の話を要請されたり、質問されることがあります。これは被害の事実を証明するためです。 また加害者の弁護側から、心無い発言をされることがあります。これは、弁護士は加害者の罪を軽くすることを求める立場にあるからです。 加害者をはじめとする多くの人の前で被害について話すことは、本当に辛いです。言えないこと、できないことは、「言えない」「できない」と伝えてよいのです。被害で混乱して覚えていないこと、曖昧になっていることは、「混乱していて覚えていない」「曖昧になっている」と伝えてよいのです。
  • 証言にあたっては、第三者の付き添いが認められています。また加害者と直接会うことがないよう、スクリーンを隔てたり、別室のモニターを通じて証言することもできます。
判決
  • 法廷でのやり取りを踏まえ、加害者に判決が言い渡されます。
(2) 損害賠償や慰謝料を請求する
1:弁護士への相談
請求の準備
  • 損害賠償や慰謝料の請求にあたっては、専門的な手続きが必要となります。このため、訴訟を起こしたいと考えた場合は、まず弁護士に相談、依頼することをお勧めします。
  • 弁護士は、あなたが思い出したくないことも、沢山質問してきます。これはあなたが少しでも多くの賠償、慰謝料を獲得するためです。 そして人によっては、心無い発言をされることもあります。これは被害者に対する理解が進んでいないためです。
  • 被害経験を他人に話すこと、傷を深めるようなことを言われることは、本当に辛いです。言えないこと、できないことは、「言えない」「できない」と伝えてよいのです。進め方に疑問があったり、分からない言葉があれば、質問してよいのです。
  • 弁護士によっては、残念ながら性暴力被害に対する理解がない場合もあります。「話しづらい」「自分が責められている感じがする」「一緒に加害者を訴えていくことは難しい」と感じるようなら、弁護士を変えることができます。
  • 弁護士を探したい方はこちら
2:請求方法の決定
民事事件とする
  • 裁判所に訴状を提出し、訴訟を起こします。
  • 訴訟を起こせるのは、被害に遭ってから3年以内です。
加害者と直接交渉する
  • 訴訟を起こさず、加害者に直接謝罪、慰謝料を請求することもできます。
  • 交渉にあたっては、弁護士が代理人となってくれます。

2) 心身を回復したい
性暴力被害は、心に深い傷を残す出来事であり、あなたが本来持っていた力を弱めます。このため「不安で仕方がない」「眠れない」といった、心の不調が起こることがあります。また、拒食や過食等、食べることへの影響が出たり、アルコールや薬物に依存してしまうこともあります。場合によっては「不特定多数の人とセックスをする」「自分を傷つける」といった行動を取ってしまうこともあります。これはあなたが、心の傷と闘いながらも、これからを生きていこうとするからこそ湧き上がる、自然な気持ちや行動です。あなたが本来持っていた力は、必ず取り戻すことができます。あなたの力を回復するために、社会には色々なサポートがあります。あなたは自分に合ったものを選び、利用することができます。

(1) 警察
警察では犯罪被害者に対して、以下のような相談・カウンセリング体制を整備しています。
1:窓口設置
被害者相談電話「#(シャープ)9110番」
  • 警察では全国統一の被害者の方からの相談専用電話を設けています。被害者の方を支援する、指定被害者支援要員が、被害者の方のサポートを行います。 番号は「♯(シャープ)9110」(全国共通、局番なし)です。
  • 「#(シャープ9110)のウェブサイトはこちら
2:カウンセリング
  • カウンセリング技術を有する警察職員を配置しています。
また性犯罪被害者に対しては、各都道府県警が、専用電話(性犯罪被害110番)を設けています。ほとんどの県警では、女性が対応してくれます。
 各都道府県警の性犯罪相談電話設置一覧はこちらです



(2) 自治体の女性関連窓口や女性センター
 自治体の女性関連窓口の一覧はこちらです 
 女性センターの一覧はこちらです

様々な悩みを持つ女性の相談相手となり、その問題を解決できるよう、一緒に考えてくれるところです。
あなたの住んでいるところの近くにある、支援団体等を紹介してくれます。
また、女性の問題に関する相談員が在中しているところもあります。



3) 被害者支援センター
 各都道府県の被害者支援センターの一覧はこちらです

犯罪被害に遭った方と、その遺族に対して、様々な支援活動を行っています。
現在は全国46都道府県に、センターが設置されています。
相談受付や、セルフ・ヘルプグループ(共通の経験をもつメンバーによって自主的に結成・運営され、
問題や悩みを話し合い、相互に助け合うグループ)の紹介、警察等への同行等にも応じてくれます。
また、女性の問題に関する相談員が在中しているところもあります。



4) 精神科・神経科・心療内科・カウンセリング
 「しあわせなみだ」のメール&スカイプカウンセリングはこちらです
 各都道府県の精神科・神経科・心療内科検索サイトはこちらです
 各都道府県のカウンセリング検索サイトはこちらです

※どの機関で治療を受けるかは、あなた自身の判断となります。「しあわせなみだ」では責任を負いかねますので、ご了承ください。
全国にある精神科・神経科・心療内科・カウンセリングルームでは、心の不調を和らげ、これからを生きていくことを応援するための、治療や投薬をしてくれます。
各機関、治療者は、それぞれの方針や考えを持っています。それはあなたに合う場合もあれば、合わない場合もあります。「居心地がよくない」「話したいことが話せない」といったことがあれば、自分の気持ちを治療者に話してみましょう。それでも変わらないようであれば、治療者を変えてもらうか、他の治療機関に行きましょう。あなたを本当に支えてくれる機関、治療者は、必ず見つかります。



5) セルフケア
 「しあわせなみだ」が紹介するセルフケアはこちらです
 「しあわせなみだ」がお力をいただいている支援団体はこちらです
※どのケアを行うかは、あなた自身の判断となります。「しあわせなみだ」では責任を負いかねますので、ご了承ください

自分で自分を癒すことのできるセルフケアは、自分が、自分の人生をコントロールする上で、とても有効です。
これから幸せで健康な人生を歩んでいくために、自分を応援できるケアの方法は、必ず見つかります。





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