あなたにできること
あなたには、被害者を支援する力があります。
そしてあなた自身も被害者です。
このことを忘れなければ、身近な方が被害に遭ったあなたにできることは沢山あります。
そして被害に遭った方とともに、これからの人生を幸せで健康に過ごすことができます。

1) 性暴力被害に対する正しい知識を持つ
2) 被害に遭った方を信頼する
  • 性暴力は、本来安心、安全が確保されている場所や人によって行われます。ですから被害に遭った方は、社会や他人を信頼することが、とても難しくなります。信頼を築くまでには時間がかかりますが、壊すのはとても簡単なことなのです。
  • あなたが被害に遭った方を信頼することが、被害に遭った方が社会や他人への信頼を回復するきっかけになります。
3) 被害に遭った方が決めたことを認め、応援する
  • 被害に遭った方は、被害の後、混乱した状況の中で、多くの決定を迫られます。「警察に行くか」「どの相談機関を選ぶか」「裁判を起こすか」など、これまでの生活では考えることのなかった事柄と向き合い、わずかな時間の中で決定していかねばなりません。さらに決定にあたっては、他人からアドバイスを受けることはできますが、最後の判断は被害に遭った方に委ねられます。
  • あなたが被害に遭った方の決めたことを認め、応援することが、被害に遭った方が、自分への自信を取り戻し、回復への力となります。
4) 被害に遭った方をコントロールしない
  • 被害に遭った方は、被害によって、もともと持っていた力が弱くなっています。このため、自分に対する自信をなくしたり、自分の人生を自分で決めることへの不安を感じています。被害に遭った後も、加害者からのコントロールが続いているのです。
  • こうした状態に対して、周りにいる人は、善意によって、本来本人が決めるべきこと(「警察に行くか」「どの相談機関を選ぶか」「裁判を起こすか」など)を、決定したくなりがちです。これは被害に遭った方にとっては、「自分の人生を自分で決めることができない」という、自分への無力さを一層深めることにつながります。
  • あなたが被害に遭った方をコントロールしないことが、被害に遭った方が、加害者のコントロールから抜け出し、自分を取り戻すことにつながります。
5) あなた自身も被害者であることを受け入れる
  • 性暴力の直接の被害を受けたのは、あなたの身近にいる方です。しかし間接的な被害は、あなたを含めた、被害に遭った方の周りの方すべてに及びます。性暴力被害は、誤った理解が浸透していることと、被害に遭った方がもともと持っていた力を弱めてしまうことから、これまで築き上げてきた関係を、一瞬にして変えてしまうのです。
  • あなたに「被害者である」という自覚がないと、性暴力被害に対する誤解を持ったまま、被害に遭った方の変化に、ただただ振りまわされてしまうことになります。あなた自身も、加害者にコントロールされているのです。
  • あなた自身も被害者であることを受け入れた時、被害に遭った方、そして自分自身の変化を理解することができます。それが被害に遭った方とともに、これからの人生を幸せで健康に過ごすきっかけとなります。
6) 親だからできること
  • 自分の子どもが性暴力に遭っていたことに気づいてくださりありがとうございます。
    そして「自分は何ができるか」を考えてこのサイトを訪れた、このこと自体が子どもにとって大きな力になります。
    身近に性暴力を理解してくれる大人の存在があれば、たとえ時間がかかっても、子どもは性暴力を乗り越えることができます。
    神奈川県中央児童相談所では「親だからできること-子どもの性的虐待がわかってから-」を作成、配布しています。
    あなたの混乱を整理し、不安を和らげ、子どもとともに健康で幸せな生活を歩んでいくために、是非お役立てください。




XE Login