「男性から見える暴力の現状」動画配信開始!

2021年7月15日 — 

署名賛同ありがとうございます。

しあわせなみだでは、2021年度「見えづらい性暴力を可視化する」をテーマに、全6回のイベントを開催してまいります。
「障がい児者への性暴力」のような、「見えづらい暴力」への活動を手掛け、動画を配信している団体・個人をお招きします。
第2回は「男性から見える暴力の現状」動画配信です。
ぜひご覧ください!


+++–ーーーーーーーーーーーーーーーー–+++

動画「男性から見える暴力の現状」
【視聴のお申し込みはこちら】
 
ーーーーーーーーー–+++–ーーーーーーーーー


☆ゲスト(五十音順)
*河野智樹さん
 (NPO法人アクセプト・インターナショナル 広報・ファンドレイジング局長)
*せやろがいおじさん
 (榎森耕助さん お笑いコンビ「リップサービス」)


☆テーマならびに内容
*「男性から見える暴力の現状」
しあわせなみだは、メンバーの半数が男性です。
これは非常に珍しいと言われます。
暴力の撲滅や啓発に関わる人は、女性が多い傾向にあります。
特に性暴力については、男性が関わろうとすると「ちょっと変わった人」「性に関心があるのか」「実は加害者では」等と言われることも、あるそうです。
しかし、男性が発信するからこそ、気づいてくれる人や、伝わるメッセージがあります。
この動画では、暴力行為を正当化してきた人々の、社会復帰をサポートする男性、そして、刑法性犯罪をはじめ、暴力的な法制度に対するメッセージを発信している男性とともに、暴力の現状を、一緒に考えていきたいと思います。


☆動画ならびにゲストプロフィール

憎しみの連鎖を断ち切る
当法人の前身団体は、多くのソマリア難民が生活するケニアで活動を開始しました。
それから10年。私たちは国連・現地政府・現地NGOとも協力しながら、ケニア、ソマリア、インドネシアにて活動しております。
元テロリストの方々やギャングの若者たちといった、社会の中で排除されやすい“加害者“とされる存在を受け入れ、彼らの過激化を予防し、さらには積極的に社会に復帰していくための支援をしています。
2011年からの活動を通じて、ケニアのイスリー地区における三大ギャング組織の一つである「カリフマッシブ」の解散式を実施することもできました。
動画でご紹介いたしますのは、こちらの解散式の様子となります。
若者たちがそれまでに行ってきた悪い行いを自ら紙に記し、ドラム缶で燃やして過去の自分との決別を誓う様子が印象的です。
「終わりではなく、始まり。」
元リーダーのこの言葉が示すように、私たちは新たな人生を歩み直そうとする若者に寄り添い続けます。
他には主にソマリアの首都モガディシュにおいて、イスラム過激化派組織「アル・シャバーブ」の投降兵および逮捕者に対する脱過激化セッションや現地政府が実施するリハビリプログラムへの支援を通じて、彼らの脱過激化と社会復帰を促し、これまで約1000名を受け入れてきました。
同プロジェクトのアプローチモデルは、過去最高の約9倍の倍率を経て、パリ平和フォーラムにて日本から初めて採択されました。
今後は現在のケニアやインドネシアでの事業をつづけながら、ソマリアひいては紛争が激化するイエメンでの現役過激派組織メンバーへの投降促進の事業を展開していこうとしています。
「誰一人取り残さない、たとえ加害者とされる人であっても。」
10年間貫き続けたこの姿勢を、今後も大切にし続けます。
今回は、さまざまな制約のある「テロ・紛争」という分野で前例を創ろうとする当法人の取り組みを、皆様に知っていただくきっかけとなれば幸いです。

*河野智樹(かわの・ともき)さん
福島県生まれ。アクセプト・インターナショナル広報・ファンドレイジング局長。
新卒の大手ITコンサルタント企業にて顧客課題の抽出・分析を含むコンサルタントの実施及びITソリューションの提供などを行う。
前職の国際協力機構(JICA)では、ラオス・カンボジアの保健・教育・平和構築分野などを担当し、ラオス国立大学工学部の無償事業の立ち上げを実施。
テロ・紛争解決分野へ従事したいという強い思いから、2020年4月より現職。
現在は、全国の企業や教育機関等での講演を通して紛争の現状を伝えるほか、ソマリアの刑務所内で実施する社会復帰プログラムのファシリテーションを担当している。


取らないとダメ!絶対
性行為に至る前に取らなくてはならないもの。
それは「同意」です。
「性的同意」というのは全ての性的な行為に対して、お互いにその行為を望んでいるかを確認すること。
今の日本の現状では、この性的同意への意識が低いと言える。
性的被害にあった人が、「そんな格好をしていたのが悪い」「そのような場所に行ったのが悪い」と被害を受けた側に問題があるように言われることがある。
性的同意を取らなかった加害者と、自己防衛しきれなかった被害者を天秤にかけたときに、被害者側の”非”にウェイトが置かれがちである。
今の日本の性犯罪に関する刑法では、全ての性暴力が「性犯罪」と認められず、被害者が泣き寝入りしているケースが多い。
この性犯罪と認められる要件のハードルが高いためだ。
強制性交罪で不起訴になっているものは平成30年度で361件あるが、そのうち52%にあたる191件は暴行脅迫要件を満たさないとして不起訴とされている。
さらに、被害者の7割は暴行脅迫の証明ができないとして、警察で被害届すら受け付けてもらえないという事実もある。
今の刑法は殴ったり、脅したりいなければ、処罰されない。
不同意による性行為そのものを処罰する文言が刑法に追加され、性被害に遭う人たちが減り、性的同意に対する規範意識が社会全体で広まってほしいと考え、この動画を制作しました。

*せやろがいおじさん
榎森耕助。奈良県出身。お笑いコンビ「リップサービス」のツッコミ担当。
2017年から『せやろがいおじさん』としてYouTubeやTwitterへの動画投稿を始め、赤Tシャツ・赤ふんどし姿で社会問題に対しての問題提起などを叫ぶ。
2021年6月現在、Twitterフォロワー数30万人、YouTubeチャンネル登録者数は約32.8万人。


☆情報保障
*日本語文字通訳:PC文字通訳者会ubiquitous
*日本語音声:アクセプト・インターナショナルの動画「憎しみの連鎖を断ち切る」には、日本語音声がございません


☆申込
【こちらからお申し込みください】
*動画は1:08:20です。
*7/11-8/10の期間限定公開、公開期間中、無料でご覧いただけます
*申込フォーム入力後、動画URLが表示されます。後日閲覧する方は、URLをお気に入り等に保存し、公開期間内にご覧ください。
*本イベントは、日本財団助成事業「見えづらい暴力を可視化する事業(covid19)」にて実施いたします。

About the author

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。