障害がある性犯罪被害者を対象とする「代表者聴取」の実施状況が公開されました

2022年3月26日 — 

署名賛同ありがとうございます。

2021年4月から、障がいのある性犯罪被害者を対象に、障がい特性を踏まえた事情聴取の手法である「代理人聴取」が、全国の検察庁のうち13か所で試行されています。
現在開催されている法制審議会第5回会議で、実施状況に関する資料が公開されました。
調査期間は、2021年4月1日から9月30日の半年間です。

☆実施件数は89件
☆年齢は18歳未満が59件、18歳以上が30件
☆性別は女性が75件、男性が14件
☆障がい種別は知的障害が63件、発達障害が23件、精神障害が13件(被害者が複数の障害を有することがあるため、合計件数は実施件数を超えています)

障がいのある犯罪被害者に関する実態は、これまでほとんど調査が行われておらず、この資料は大変貴重なものです。
引き続き、障がい児者への性暴力の状況が明らかにされ、実態に即した法制度が整備されていくよう、声を届けてまいります。

【「代表者聴取の取組の実情」はこちらです(PDFファイル、障害がある性犯罪被害者を対象とする代表者聴取はp.35からです】

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