2021年10月20日 —
しあわせなみだでは、2021年度「見えづらい性暴力を可視化する」をテーマに、全6回のイベントを開催してまいります。
「障がい児者への性暴力」のような、「見えづらい暴力」への活動を手掛け、動画を配信している団体・個人をお招きします。
第5回は『“見て見ぬフリ”という名の暴力』動画配信です。
ぜひご覧ください。
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動画『“見て見ぬフリ”という名の暴力』
[視聴のお申し込みはこちら]
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☆ゲスト(五十音順)
*浅井純子さん(盲導犬ユーザー)
*大西連さん(認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい 理事長)
☆テーマならびに内容
*『“見て見ぬフリ”という名の暴力』
盲導犬ユーザーや白杖ユーザーが、電車のホームから転落する事故が、後を絶ちません。
またホームレスの方が、熱中症や凍死、新型コロナウイルスをはじめとする、感染症へのリスクにさらされていることも、指摘されています。
私たちは、日々の生活の中で、目の見えない方や、路上で生活している方に、接しています。
でも、なぜ「大丈夫ですか」の一言を、かけることが、できないのでしょうか。
今回は、視覚障害者と盲導犬の理解を求める、啓蒙活動を手掛けている方、そして、現場の視点に立って、貧困問題に取り組んできた方をお招きして、「見て見ぬフリ」という名の暴力の現状を、一緒に考えていきたいと思います。
☆動画ならびにゲストプロフィール
*『盲導犬の外でのふるまいについて』
盲導犬と視覚障害についての動画制作です。
小学校3年生を対象とし、子供たちにわかりやすく、そして見やすく、そして飽きないように動画制作をいたしました。
第1回目、盲導犬のお世話について、今まで知られていなかった、視覚障害者がきちんと盲導犬をお世話をする様子、おしっこやうんちのやり方、ブラッシング歯磨きの仕方など、そして大切なハーネスの内容も説明されています。
視覚障害者については、見え方や症状などを説明しています。
全盲の私の、家での生活の様子、食事の用意や洗濯の仕方、家の中での歩き方、盲導犬の家での生活の仕方、2人で楽しく過ごしている様子などを、家の中で撮影しています。
外に出ると、いろいろな場所に行きます。エレベーターやエスカレーター、階段など、様々な場所で盲導犬が、どのように振る舞っているか、視覚障害者がどのように歩行しているか。
道を歩く時など、全盲の私が、どのような感覚で道を把握しているかなどを説明しています。
盲導犬と一緒に行ける場所。スーパーやお食事、病院や電車の中、ホテルの宿泊等、マナーを守り、どのように入店や、チェックインする日、滞在する様子を、動画に制作しております。
たくさんの人の協力の中、企業にて協力をして頂きました。
*浅井純子(あさい・じゅんこ)さん
成蹊女子短期大学栄養学科卒業。栄養士免許取得、盲学校理療科卒業。あんま、マッサージ、指圧国家試験免許取得。平成28年マツオインターナショナル株式会社入社。
30歳まで健常者として生活していましたが、突然の発病により、15年後にはすべての視力を失う。その間にも、盲学校を卒業し、国家資格を取得。現在、マツオインターナショナル株式会社で社員の体と心のケアをしています。
プライベートでは、舞台や、音楽コンサート、講演などを行い、障害者となり、得たものや感じたこと、障害を持っても楽しく生きれると言うことを伝えています。また、盲導犬と共に小学校のゲストティーチャーとして活動する傍ら、SNSを通してネットニュースサイト・新聞・TVなどのメディアにも多数取り上げられ、視覚障害者と盲導犬の理解を求め、啓蒙活動を行っております。今後も、今を生きる大切さを伝える伝道師として活躍していきます。
*『Homeless Bed Collection』
日本のホームレスを取り巻く環境は、生活費の上昇や産業構造の変化により、年々厳しいものになってきています。
大都市では日が暮れると、いまだ多くのホームレスが路上で寝る姿を見かけます。
その数は、統計では全国で6541人(2015年1月「ホームレス概数調査」)と言われる一方、もやいの独自調査では、いまだ全国には10,000 人以上のホームレスがいるとの見方を示し、曖昧な調査結果によって、ホームレスの存在が世の中から忘れ去られてしまうことに危機感を抱いています。
2016年に、このような現状に対して警鐘を鳴らし、ホームレスに対する人々の興味を喚起し、ホームレスの置かれている現状を多くの方に知ってもらうことを目的に、もやいはホームレスの人々が普段寝ている場所をモチーフにしたベッドを製作し、「Homeless Bed Collection」としてウェブに公開しました。
同時に、実際にベッドが製作される過程をおさめたメイキング動画。
そして、ベッドに実際に触れた人たちの反応や表情を記録したトレーラー動画も公開しました。
これまで、まるでそこに誰もいないかのように横を通り過ぎていたホームレスの人たち。
しかし彼らもひとりの人間であり、彼らにも生きる権利があります。
この動画を通じて、より多くの方々にホームレスの現状を知ってもらいたいと思います。
「Homeless Bed Collection」で製作されたベッドは、G7伊勢志摩サミットにおいてもNGOスペースで展示され、海外のメディア等でも紹介されました。
多くの方にこの問題の深刻さが届けばいいと考えています。
*大西連(おおにし・れん)さん
1987年、東京生まれ。2010年頃から、ホームレス支援、生活困窮者支援に携わる。現場での支援や貧困問題についての政策提言も行う。
著書に『すぐそばにある「貧困」(2015年ポプラ社)など。
政府のSDGs推進円卓会議構成員、内閣官房孤独・孤立対策室政策参与等も務める。
☆情報保障
*日本語文字通訳:PC文字通訳者会ubiquitous
*「Homeless Bed Collection」は日本語音声がありません。
浅井さんには、事前に動画紹介文で内容をお知らせした上で、 ご登壇いただきました。
☆申込
[こちらからお申し込みください]
*動画は1:03:53です。
*10/3-11/2の期間限定公開、公開期間中、無料でご覧いただけます
*申込フォーム入力後、動画URLが表示されます。後日閲覧する方は、URLをお気に入り等に保存し、公開期間内にご覧ください。
*本イベントは、日本財団助成事業「見えづらい暴力を可視化する事業(covid19)」にて実施いたします。