Vol.5 ヤマトミライ管理者

性暴力ゼロに関わる人々からのメッセージ Vol. 5 ヤマトミライ

※フラッシュバックを起こす可能性があります。お気を付け下さい。

現在、タロットカウンセラーとして活動中の私ですが

学生の頃に性犯罪の被害者となった経験があります。

そんな私は現在、タロットカードを活用したカウンセリングをしています。

タロットっていうと占いやスピリチュアルと思われがちですが

物事の角度を色んな方向から見る練習をするツールのひとつとして

タロットカードを活用するという占いとはまた違う角度で、未来の可能性を探る方法です。

沢山の方々の相談を受け、解決していく姿をリアルに感じ

出口のないトンネルが無いこと

諦めなければ本人の力で問題は解決出来る事

意味のない出来事は無いこと

底に居たって上がって来られること

目の前にいるあなたがあなたらしく生きられると信じ

日々、喜びと人生の学びの日々を送っています。

そんな私は学生の頃に突然、性犯罪に遭ってしまい

強姦→警察→民事訴訟を経験しています。

私の場合、加害者は親友の友人で

一緒に遊びに行った機会に、帰る時に手を引っ張られて車に乗せられました。

親友の友達だから大丈夫と思ったけど違ったのです・・・

親友の友人とはいえ、その場に行った自分が悪いのかと思って自分を責めてばかりいましたし

親友も友達に裏切られた事と、自分のせいで私が被害者になったと、深く、深く傷つき、悩み続けました。

確かに原因はそこにありました。

それでも、原因は双方にあり

原因を追究し続けても生まれてきたこと自体が原因になってしまう

自分を責め続けた果てにそこに行き着き

「原因=自分が悪い」では全ての物事を否定する事だとわかり

事件に向き合い、犯人と戦おうと思いました。

ワタシは人を信じただけ

それだけなのに何故??

それの何が悪いっていうの??

最初は怒りばかりがこみ上げて

怒りと悲しさに任せて犯人と戦いました。

そして、戦ったあと残されていた現実はこうでした。

怒り、悲しみは全く消えていないのです。

けど、もう戦うアイテムは無い・・・

この苦しさにどう向き合えばいいのだろう??

怒りと悲しみを抱え戦っているうちに就職活動もしないまま

大学を卒業し、精神的に不安定で就職できずに

無氣力が続き、夢も持てなくなりました。

不安定な自分は恋人にも依存し、重くのしかかり

恋愛にも臆病になりました。

このまま結婚も出来ないだろうしこのままフリーターの人生か・・・

生きる意味ってなんなんや?

そやけど死ぬ勇氣もない自分。

まわりでは同じ年頃の女の子は

恋愛を楽しみ、ファッションを楽しんでいるのに

私にはそんな普通だと思うことさえも

楽しむことなんて出来ませんでした。。

「もう、終わったんだ。普通の女性としてこれから生きればいいじゃないか」

そう励ましてくれる友達もいたけれど

それでも過去の記憶に縛られたままの日々が続きました。

いつから前を向けるようになったのか?

そんなことはわかりません。

だから、今、傷ついているあなたがいても

こうすれば絶対大丈夫!!

なんて無責任なことはいえません。

そしてひとつ言える事は

今、こうしてこれを読んでくださること

つまり、生きているあなたは

不安定かも知れない、絶望してるかも知れないけど

何とか出口にたどり着こうとしている。

生きていてくれてありがとう・・・

あの当時のワタシを振り返ると

こんな言葉投げかけられてもラクになんかならない。

だって、今、辛いんだもん・・・

この氣持ちを取り去ってよ!って。

今シアワセです、きっと大丈夫!

なんて言われても救いになんてならなかったです。

なのに、なぜコレを書いているのか。

あなたがあなたをどう感じていたとしても

ワタシはあなたの未来を信じている

相手に怒りがこみ上げたっていい。

弱くたっていい。

加害者と戦うことが全てでもないし

戦っても、戦わなくてもいい。

自分が好きになれなくたって、否定してたっていい。

どんな風に感じていていてもいい。

前向きになれなんて言わない。

奇麗ごとだと思われてもいい。

ただ、今必死で生きているあなたを

私は信じています。

最後に、被害に会われた方だけでなく

偶然このページを読んでくださってるアナタにも

お伝えしたいこと。

誰もが被害に会う可能性があります。

そうならない世界に早くしたいですが・・・

そんな時は頭の片隅でもいいですから

性犯罪の被害に合った時にどうすればよいか?

情報を発信しているところが存在することを知っていて下さい。

このサイト、しあわせなみださんもそうです。

ワタシの場合、警察に性犯罪専門の窓口があること

それを知っていただけで、警察署で嫌な思いをすることは

ほとんどありませんでした。

だからといって傷が浅いということにはなりませんが

1人で悩まず、サポートしてくれる場所を知っていると

現実的な行動においてはスムーズに進む事があります。

他の被害者さんの体験を聞いていると

もし、この方が、あの時、あれを知っていたら

そこでは嫌な思いをしなくて良かったかも知れない・・・

と感じる事が多いのも事実です。

被害者さんが悪いのではなく

その情報を伝えきれていないことに

悲しみを感じています。

どうか、小さなことかもしれないですが

性犯罪の被害に合った時にどうすればよいか?

少しでも知っていてください・・・と願います。

そして、それを知らなくても安全に過ごせる日々が

1日でも早く訪れること

そのために私はまた前に進もうと思います。

最後まで読んで頂いて感謝いたします。

どんなことがあろうと

どんなことを思っていても・・・

ヤマトミライさんのウェブサイトはこちら

http://yamatomirai.com/

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