「パートナーによる性被害当事者のサポートを考える」アンケート調査報告書

性暴⼒撲滅に向けた啓発活動に取り組む、特定非営利活動法人しあわせなみだ(理事長千谷直史)は、「パートナーによる性被害当事者のサポートを考える」アンケートを実施し、性被害当事者44名から回答を得ました。このたび、結果をまとめた報告書を公表しましたので、ご案内します。

【報告書はこちらです(PDFファイルです)】

<結果の特徴>
・回答者の73%が、性被害経験後にパートナー関係を構築していました
・回答者の75%が、パートナーに性被害の経験を伝えたことがありました
・パートナーに性被害の経験を伝えたことがある人の64%が「経験を伝えてよかった」と考えていました


☆目的
性被害当事者が、周囲の人や社会に対する信頼を回復する過程をサポートする。

☆趣旨
性被害後、「身近な人」のサポートがあると、被害からの回復を後押しすることが、指摘されている。特にパートナーは、性被害当事者にとって、最も身近で信頼できる存在である。本事業を通じて、性被害当事者はパートナーに、どのような対応を期待しているのか、どのようなサポートがあれば安心できるのかを明らかにする。

☆背景
パートナーに性被害を告白することには、大きな葛藤がある。また告白による「関係の悪化」や「共依存」等の懸念もある。パートナー自身の心身の健康の確保した上の、性被害当事者のサポートの在り方が、課題となっている。

☆アンケート実施期間
2025年8月17日から29日まで

☆回答方法
オンライン(Microsoft Forms)

☆アンケート対象者
以下すべてに当てはまる方
1)性被害を経験したことがある方
2)性被害後1年以上経過しており、心身の安定を実感できている方
3)性被害経験時(もしくは経験後)、パートナーがいる(いたことがある)方
4)加害者が、パートナー以外である方
※しあわせなみだでは性被害を「本人が望まなかった性的なできごと」と定義しています。
※このアンケートにおける「パートナー」とは、「配偶者もしくは同等の関係にある(あった)者」ならびに「恋人関係にある(あった)者」です。婚姻の有無は問いません。

☆アドバイザー (五十音順)
今井さいこ さん(公認心理師 オンラインカウンセリングラボ「LIB Laboratory」代表)
卜田素代香 さん(性暴力被害者支援情報プラットホーム「THYME」運営)

☆調査実施
特定非営利活動法人しあわせなみだ

なお、東京ウィメンズプラザにて開催されるフォーラムにて、本報告書を紹介する企画を実施いたします。ぜひお越しください。

日時:2025年11月9日(日)10:00〜12:00
会場:東京ウィメンズプラザ 2階 第一会議室A
   (部屋が変更になりました)

【詳細ならびに申込はこちら】


 

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