男性パートナーのためのガイドブックを発行しました

NPO法人しあわせなみだは、「性被害に向き合う男性パートナーのためのガイドブック」を発行しました。
【ガイドブックはこちらでダウンロードできます(PDFファイルです)】

しあわせなみだでは、パートナーが性被害に遭った男性の語り場「寅さんのなみだ」を、2016年から開催してきました。

「寅さんのなみだ」を通じて、私たちは、パートナーをサポートする重要性を、実感してきました、
しかし、顔を合わせる機会を大切にしている「寅さんのなみだ」は、届く対象に限界があります。

そこで、誰もが24時間365日匿名でアクセスできる、インターネットを活用したサポートシステム「Two Drops」を、2024年6月から7月の1か月間、期間限定でリリースしました。
今回発行する「ガイドブック」は、「TwoDrops」に学習させたデータベースを抜粋したものです。

「寅さんのなみだ」の参加者が抱く悩みは、大きく2つあります。
1つは「彼女のために何ができるか」。男性はパートナーを支えたいが、適切な情報や解決策を見つけるのが難しく、誰にも相談できないと感じることが多いです。
2つ目は「自分の生きづらさ」についてです。性被害に関する話題や男性社会における言動に、嫌悪感を抱くようになり、自分が直接被害者ではないために、葛藤を認めにくく、自分の感情を抑えてしまいがちです。
また、多くの場合、被害のことをカミングアウトされるまで性暴力について考えたこともない、ましてや「エロいこと」だと思っていた人もいるかもしれません。

性被害を経験しているパートナーを支えることは、専門家でもない人にとっては、身体的にも精神的にもきついと感じる場面が多いと思います。
「彼女を支えたいけど、どうしていいか分からない」という方には、ぜひこのガイドブックを参考にしていただきたいと思います。


☆性被害に向き合う男性パートナーのためのガイドブック
 女性パートナーが性被害を経験した男性向けチャットボット~「Two Drops」調査報告~☆
【ガイドブックはこちらでダウンロードできます(PDFファイルです)】

[目次]
★TwoDropsとは
★パートナーが性被害を経験した男性向けQ&A
 *彼女が被害にあったと聞いたらどうしたらいか
 *なぜ彼女は自分に被害のことを話したのか
 *彼女が被害にあったことをごめんねと謝ってくるが、どう反応してほしいのか
 *彼女から「別れたい」と言われたが、言われた通り別れた方がいいのか
 *加害者を許せない気持ちと、どう向き合えばいいか
 等など・・・
★TwoDropsを利用した人の声
★TwoDropsの成果と課題
★相談機関、相談先
★海外の取組

[協力者]
★チャットボット開発:株式会社HeeHaa 代表取締役 朴圓燮さん
★サイトデザイン:株式会社wafactory 代表取締役 南相旭さん
★海外サイト翻訳:小池明子さん
★監修:法政大学現代福祉学部助教 岩田千亜紀さん
★ガイドブックデザイン:川瀬ミドリさん

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