【高齢者への性暴力】

■高齢者への性暴力

高齢者に対する虐待、しかも性暴力というと、意外に思われる方もいるかもしれません。
しかし、様々な調査により、高齢者への暴力の存在が明らかになっています。

厚生労働省では、2006年に施行された「高齢者虐待防止法(高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律)」において、虐待の1つとして「性的虐待」を定めています。 法律に基づき実施されている調査によると、平成27年度に報告された性的虐待は、養介護施設従事者等(施設職員やヘルパー等)によるものが19件(虐待全体の3.1%)、養護者(家族等)によるものが65件(虐待全体の0.4%)でした。

高齢者虐待が明らかになりづらい要因はいくつかあります。
・入浴や排せつなど、プライバシーにかかわる行為にも、他人の介助が必要
・加害者である介護者のケアがないと生きていかれない
・「高齢者を敬う文化の中で家族が虐待をするなんてありえない」という価値観
・「高齢者は性的対象にならない」という思い込み
・「性的に寂しい思いをしている高齢者には、少しぐらい刺激を与えたほうがいい」という偏見
・「家庭の問題を知られるなんて世間の恥、ましてや性に関することなど決して話せない」という考え
・「ぼけてるんだから何をされても分からない」「妄想や勘違いに決まってる」という決めつけ

総務省統計局の報告では、2017年9月15日時点の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は27.2%。特に女性は30.6%と、3割が65歳以上になっています。 「高齢者虐待防止法」では、高齢者に対する虐待防止への理解を深め、国及び地方公共団体の責務として、虐待の予防、早期発見、適切な保護、支援者の育成を定めています。

あなたの自治体でも、是非取り組みを進めてください。





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