【高齢者への性暴力】


■高齢者への性暴力

高齢者に対する虐待、しかも性暴力というと、意外に思われる方もいるかもしれません。
しかし、様々な調査により、高齢者への暴力の存在が明らかになっています。

厚生労働省が実施した「平成22年度 高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果」によると、平成22年度に市区町村に報告された高齢者虐待は25,821件。このうち虐待の事実が認められた事例は16,763件、性的虐待は95件でした。

虐待の加害者は家族(配偶者、子、子の配偶者等)や施設職員等。 そして被虐待高齢者のうち、女性が76.5%を占めています。

高齢者虐待が明らかになりづらい要因はいくつかあります。
・入浴や排せつなど、プライバシーにかかわる行為にも、他人の介助が必要
・加害者である介護者のケアがないと生きていかれない
・「高齢者を敬う文化の中で家族が虐待をするなんてありえない」という価値観
・「高齢者は性的対象にならない」という思い込み
・「性的に寂しい思いをしている高齢者には、少しぐらい刺激を与えたほうがいい」という偏見
・「家庭の問題を知られるなんて世間の恥、ましてや性に関することなど決して話せない」という考え
・「ぼけてるんだから何をされても分からない」「妄想や勘違いに決まってる」という決めつけ

2011年10月1日時点の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は23.3%。 4人に1人が高齢者となる日も間近です。

高齢者に対する虐待の深刻化を踏まえ制定された「高齢者虐待防止法」では、高齢者に対する虐待防止への理解を深め、国及び地方公共団体の責務として、虐待の予防、早期発見、適切な保護、支援者の育成を定めています。

あなたの自治体でも、是非取り組みを進めてください。






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