2016年1月21日
報道関係者各位

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【35の組織・団体が賛同】
「児童福祉法」に、性的虐待への取り組み強化を要望


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私たちは、性的虐待をはじめとする性暴力被害者支援、ならびに性暴力撲滅啓発に取り組む、もしくは賛同する組織、団体です。

このたび、社会保障審議会児童部会「新たな子ども家庭福祉のあり方に関する専門委員会」報告書を踏まえ、改正が予定されている「児童福祉法」について、性的虐待に対する、より踏み込んだ取り組みを求める要望書を、厚生労働大臣をはじめとする国会議員に提出いたしました。
子どもへの性的虐待については、2015年9月、3歳から8歳まで叔父から性的虐待を受けPTSDを発症した女性が、被害後20年以上経過してから起こした裁判で勝訴する等、その影響の深刻さと支援の必要性が認識されつつあります。
つきましては、ぜひ本要望書を取り上げて頂きたく、ご案内いたします。

【要望】
1.「児童福祉法」の対象年齢を、現在の「18歳未満」から20歳未満」に引き上げてください。
2.性被害に対する支援機関として、下記を整備してください。
(1)性被害直後の緊急支援を担う「性暴力被害者ワンストップ支援センター」
(2)性被害後の中長期的なフォローを含めた、トータルサポートができる「相談センター」

【要望の背景】
1.対象年齢引き上げについて
・警察が検挙した児童虐待の被害児童のうち、
 16‐17歳は全体の14.8%を占めます
・児童相談所が対応した児童虐待に関する相談で、
 性的虐待年齢とともにその割合が増加、
 「高校生・その他」では6.0%にのぼります。
2.性被害に対する支援機関の必要性について
・警察が検挙した児童虐待の21.3%は、性的虐待です。
・親による子どもへの虐待の背景の1つとして、「性被害による望まない妊娠」が挙げられます。子ども虐待による死亡事例において、「望まない妊娠/計画していない妊娠」は21.7%を占めます。
・強姦被害によるPTSDの発症率は60%程度にのぼります。性的虐待を受けた子どもには、トラウマだけでなく、「自己イメージの低下」「性的被害の繰り返し」等、長期に渡り様々な影響が残ります。
・望まない妊娠をした女性は、DV、親・きょうだい・親族等からの日常的な虐待、障がい、貧困等、複雑な事情を抱えていることが、少なくありません。

【賛同団体】(35団体・五十音順)
アイ女性会議保谷支部/児童養護施設 一宮学園/認定特定非営利活動法人 エンパワメントかながわ/特定非営利活動法人OVA/鎌倉福祉士事務所長楽庵/特定非営利活動法人 CAPセンター・JAPAN/社会福祉法人 子供の家 アフターケア相談所ゆずりは/子どもを守る目@東海/子どもを守る目コミュ@文京区/佐藤匡史(個人)/NPO法人 さんかくナビ/SIAb.(シアブ)/特定非営利活動法人 しあわせなみだ/女性グループ翼(ウィング)/特定非営利活動法人 女性ネットSaya-Saya/特定非営利活動法人 人身取引被害者サポートセンター ライトハウス/弁護士 杉浦ひとみ/特定非営利活動法人 スクール・セクシュアル・ハラスメント防止全国ネットワーク/すぺーすアライズ/性教育研究会/特定非営利活動法人 性犯罪加害者の処遇制度を考える会/性暴力禁止法をつくろうネットワーク/性暴力と刑法を考える当事者の会/特定非営利活動法人 Social Change Agency/NPO法人 タイガーマスク基金/弁護士 寺町東子/公益財団法人 日本キリスト教婦人矯風会/NPO法人 博多ウィメンズカウンセリング/特定非営利活動法人 ハートスペースM/NPO法人 ファザーリング・ジャパン/NPO法人 フェミニストカウンセリング東京/ポルノ被害と性暴力を考える会/ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン/ママリングス/NPO法人 レジリエンス 

【国会議員への提出状況】(五十音順)
1)国会議員本人への提出
阿部知子衆議院議員(民主)/池内さおり衆議院議員(共産)/斉藤和子衆議院議員(共産)/仁比聡平参議院議員(共産)/初鹿明博衆議院議員(維新)
2)議員秘書への提出
赤嶺政賢衆議院議員(共産)/石﨑徹衆議院議員(自民)/糸数慶子参議院議員(無所蔵)/尾辻秀久参議院議員(自民)/木村弥生衆議院議員(自民)/塩崎恭久衆議院議員(自民)/清水忠史衆議院議員(共産)/畑野君枝衆議院議員(共産)

【本件に関するお問い合わせ】
特定非営利活動法人しあわせなみだ
E-mail:info@shiawasenamida.org 
Web:http://shiawasenamida.org/