この度、私たちしあわせなみだはビジョンと行動指針の見直しを図り、改めて性暴力ゼロの社会の実現に向けて再スタートをきりたいと思います!
理事長千谷より、新しいビジョンと行動指針にこめられた思いをお伝えします。
<ビジョン>
・性暴力ゼロで誰にとってもしあわせな社会を創る
<行動指針>
1 性暴力は絶対許さない
2 当事者のチカラを信じよう
3 すぐそばにある性暴力に目を向けよう
4 性暴力はカッコ悪いと言おう
5 すべての性を大切にしよう
<ビジョン>
・性暴力ゼロで誰にとってもしあわせな社会を創る
しあわせな社会の実現において性暴力がゼロであることは不可欠です。
セクハラや「いじり」のようなものも含めて、性暴力が社会生活の充実に大きな障害になっている人は既にたくさんいます。
性暴力がある社会で充実した生活を送っている人は1人もいないはずです。
加害者であっても喜びを感じているのは一時的に支配欲が満たされているからで、本当の喜びや充実した社会生活は性暴力では得られません。
たばこが苦手な私には性暴力とたばこは似ていると思ってしまいます。
ひと昔前の男らしさのイメージや象徴みたいなものにもリンクする所があるのではないでしょうか。
そして、性暴力がゼロであるだけではなく、セクシャルマイノリティであることや健常者、障害者など属性に限らず「誰にとってもしあわせな社会」を創りあげるのがこれからの私たちしあわせなみだです。
<行動指針>
1 性暴力は絶対許さない
2 当事者のチカラを信じよう
3 すぐそばにある性暴力に目を向けよう
4 性暴力はカッコ悪いと言おう
5 すべての性を大切にしよう
1 性暴力は絶対許さない
読んで字のごとくですが、暗黙の了解ではなく、文字にすることにしました。
そうすることで私たちの思いはより伝わり、賛同してくださる人も増えるのではないかと思います。
2 当事者のチカラを信じよう
被害者はいつまでも「被害者」という訳ではなく、回復するチカラがあります。
性暴力によって社会的に孤立をした方々を支え支援をすることはとても重要です。
ですが、あくまで回復するのは本人のチカラです。
また、直接被害に遭っていなくても性暴力に苦しめられる、
例えば、被害者の家族やパートナーも当事者という言葉に包含されるため性暴力に打ち勝つべき人という意味が込められています。
一番、性暴力に打ち勝たないといけないのは加害者でしょう。
社会的には加害者を信じることも重要になってきます。
性暴力は再犯率の高いことで知られていますが、周囲が厚生することを信じることが再犯を防ぐひとつの策です。
加害者のチカラを信じて更生の道へ導くことがとても重要になってきます。
こちらも結局、更生するのは本人のチカラです。
3 すぐそばにある性暴力に目を向けよう
4 性暴力はカッコ悪いと言おう
これらは以前から掲げていたことですが、性暴力というと人によって距離感のギャップがありすぎるとよく思います。
被害を受けて渦中の人もいれば、フィクションくらいに思っている人もいます。
たいてい後者の人は他人事のため配慮に欠けた発言をしたりするので、誰からも相談などをされないため、いつまでも意外と近くにあることを知ることがない悪循環に陥っているのですが。
気をつけていれば、本当にすぐ近くにある世の中だと思います。
毎日通勤や通学の電車で痴漢をされている人がいます。
「いじり」という名目で性的な辱めを受けている人もいれば、まだエンタメとして性的ないたずらを笑う文化は残っています。
いじりやいたずらというと軽く感じますが、その場の空気や大多数の意見を恐れ正当化するのではなく、本人はどう思っているのか、これをみた人は不快にならないかなど疑問をもつことが大切です。
そして、「それはカッコ悪いことだから辞めよう」と行動できるようになれば最高です。
5 すべての性を大切にしよう
5つ目はビジョンの後半部分「誰にとってもしあわせな社会を創る」ためには性暴力をゼロにするだけでなく、誰もが自分は大切な存在だと感じていることが必要で、性暴力がなくなることは「下地作り」となります。
日常生活の中での言動ももちろんですが、人権に基づいた性教育、包括的セクシュアリティ教育をすべての人に届けることが必要になってきます。
これまでの活動で成長したしあわせなみだが新たに性暴力ゼロに向けて躍進していく姿を多くの方にお届けしたいと思っております!
今後とも、しあわせなみだをよろしくお願いいたします!!