このたび、中野宏美が代表を辞任し、後任として、千谷直史が新たに就任することになりました。
新代表ならびに前代表からのメッセージです。
【2人のプロフィールはこちら】
☆新代表 千谷直史(ちや・なおふみ)
こんにちは。新代表千谷直史と申します。
しあわせなみだがNPO法人化し13年になりました。
これまで中野が中心に「障害者に対する性暴力があることを知って欲しい」と刑法性犯罪の改正に取り組んできて、実現しました。
昨年と今年はメディア露出もあり実現に向けて盛り上がりがありました。
このタイミングでバトンを引き継ぐことにプレッシャーがない訳がありません・・・!
これまではアイデアをだせば、中野が形にしてくれたのであとはやることやれば良かったのですが、これからはやることをつくらなければなりません。
「自分に出来るか。いや、やらないといけないんだ」と自問自答していましたが、先日改めてメンバーでしあわせなみだのビジョンと行動指針を見直して、性暴力撲滅への気持ちを再確認しました。
その時に自分の中でメンバーに対する信頼が強固なものとなりました。
代表という重責から勝手に孤独を感じていましたが、相談すれば一緒に考えてくれる。
心強い仲間が自分にはいるんだ!と今は思っています。
新たなビジョンはこれから性暴力のない社会を目指す私たちのメッセージであり、宣誓だと思っています。
性暴力によって苦しむ人が減るように、そして、性暴力はいけないことだという当たり前のことが当たり前になるよう活動していきたいと思います。
☆前代表 中野宏美(なかの・ひろみ)
しあわせなみだの活動は、2009年1月11日、たった1人でブログを始めたところから、スタートしました。
まさか、理念を共有する仲間が集い、NPO法人となり、活動を引き継ぐ日が来るとは、思ってもいませんでした。
活動を始めた頃は、「性暴力」という用語はメジャーではなく(「レイプ」「セクハラ」等が一般的でした)、性暴力被害者ワンストップセンターは設立前でした。
「性暴力をなくす活動をしています」と話せば、「聞きたくない」と会話をシャットアウトされ、MLで活動を紹介すれば、「不快だ」と、メンバーから削除されたこともありました。
法人化して13年。
日本では、刑法性犯罪が改正され、#MeTooが世界的なムーブメントとなり、戦時性暴力の被害者と、被害者の治療に携わってきた医師に、ノーベル平和賞が授与されました。
しあわせなみだは、2017年ならびに2023年の刑法改正を後押し、特に2023年は、「障害」という文言を盛り込むことができました。
また、2015年の宮崎強姦ビデオ署名は、撮影罪創設のきっかけとなりました。
私とは、世代も性別も異なる千谷が代表となり、しあわせなみだが新しいステップを踏み出すことに、とてもわくわくしています。
これからも、変わらぬご支援を、よろしくお願いします!