Vol.6 南天河

性犯罪にあった人たちには、本当に、心に一緒の傷が残ります。

その犯罪の程度がどうであれ、永遠に残り続けます。

そして男性や犯人に対して、あらゆる感情が渦を巻くのです。

私は性被害者です。

私は幼稚園年長組み~小学校低学年の頃、公園のトイレで数度に渡り、知らない中年男性に陰部をいじられました。

その後も成長するにつれ、いたずら目的で攫おうとする男に会ったり、ストーカー的被害に3度もあったり(全部別人です)、セクハラにもあい、男性不振を通り越して男性嫌悪にまで発展してしまいました。

主なトラウマは以下のようなものがあります。

・男と話す必要がある時、対面している段階からストレスを感じ、早くその場を切り上げて帰りたくなる。または相手にさっさと帰ってほしくなる。

・好意を感じる相手であっても、話を長く続けることが困難。また、相手に自分の好意が通じないで欲しいと思ってしまう。恋愛はできないと思っている。

・男といると落ち着かない。ソワソワする。息が荒く苦しくなる。

・相手の男にしか注意がいかない(たとえば話している間に自分が何かにぶつかっても、注意はそちらに向かないほど)。

・男と会った後、他にするべきことがあっても(たとえば買い物とか)それを後回しにして目的もなくフラフラ周囲を練り歩く。落ち着くまで。

・男に会う約束がある時は、事前に、相手に変な気をもたせる好意をすることがないようにと、何度もイメトレを行う。

・公共物の乗り物や、喫茶店などで、隣に男が座るだけで落ち着かなくなる。隣に座った男がセクハラしてこないか、前に座った男が、自分の胸や足を見ていないか、気になる。

・受けた性犯罪のことがフラッシュバックする。そして世の中の男を憎む。

・性犯罪のニュースを見ると、1日中怒りに取り付かれ、加害者のペニスでも睾丸でも切り取れれば自分は英雄になれるだろう、という考えにとりつかれる。

・道で通り過ぎた男が追ってきて、性犯罪をしないか不安になる。

・男が運転するタクシーに乗った時には、運転手が犯罪者になるのではないのか疑い、行動をずーっと観察してしまう。

・生理がくる事が嫌だ。嫌でも女性である事を思わせ、男性にとって恋愛の対象となるという意味をはっきりと思わせるからだ。

・陰部を丁寧に洗うこが、公園で性被害にあってから今まで、できない。そこは汚い部分である、という意識が働く上、公園での出来事を思い出すから。 清潔にしないと病気になるのはわかっているので、適当には洗うことはできる。

…などといったことが起きています。

辛いです。

本当に辛いです。

でもここ3年、心療内科とカウンセリングに通って、少しは楽になってきました。

ですがたまに、やはり男性を上記のように見て、厭うことがおきます。

性犯罪・性暴力はおきるべきじゃありません。

どんな軽くても、被害者の心に一緒の傷が本当に残るんです。

まとまらない文章ですみません。

ただ、被害者にどんな傷が残るのか、ひとつの参考として読んで知ってもらえたらと思い、投稿しました。

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