*本イベントは多くのお申込みをいただいたため、受付を終了いたしました*
2023年通常国会で、刑法性犯罪改正案が審議入りの見通しとなりました。
被害者に障がいがある場合については、
▼「心身に障害があること」を心身喪失・抗拒不能要件に代わる事項とする
▼障がいのある被害者への事情聴取を証拠として採用
等、重要な論点があります。
一方で、司法の現場で、障がいのある人が不利益な状態に置かれていることは、あまり知られていません。
この改正が、障がい特性、ならびに障がいのある人への性犯罪の実態を踏まえたものとなるために、必要な視点を共有します。
☆日時
*2023年4月17日(月)19:30-20:30
☆開催方法
*zoom
☆テーマならびに登壇者
*「韓国の法制度」
崔栄繁さん(DPI日本会議 議長補佐)
*イタリアの法制度
Chiara Fusariさん(チューリッヒ大学日本研究所 研究員)
*障がいのある人を取り残さない刑法性犯罪改正を
中野宏美(NPO法人しあわせなみだ 理事長)
チューリッヒ大学日本研究所 研究員。
2014年にヴェネチア大学の日本語学科に入学して以来、日本語を勉強しながら日本社会に関心を持つようになった。専門はジェンダーとマイノリティの問題。以前は、部落問題や解放運動における女性の役割について研究していた。 現在、博士課程では、日本における性暴力をなくすための運動について研究している。同時に、チューリッヒ大学日本学部で助教授として働いている。
DPI日本会議 議長補佐。
1966年生まれ、神奈川県育ち。重度障害者の介助者歴7年。
担当は障害者権利条約関係、差別禁止法・条例関係、教育、労働・雇用等。
主な論文に「韓国の女性障害者-実態と法制度-」小林昌之編『アジア諸国の女性障害者と複合差別~人権擁立の観点から~』(アジア経済研究所、2017)等。
NPO法人しあわせなみだ 理事長。社会福祉士。精神保健福祉士。
学生時代、重度障がい児者のボランティアサークルに所属。NPOの活動等を通じて出会った、性暴力を経験した方の中に、障がいのある方が少なくない、という気づきから、障がい児者への性暴力に取り組む。
論文に「発達障害者への性暴力の実態に関する調査」(共著,東洋大学社会学部紀要,2019)等。
☆定員
*100名(先着順)
☆参加費
*無料
☆情報保障
*zoomによる日本語字幕がつきます